信州友愛ロータリークラブ 例会
2022年8月17日開会 (通算78回)

例会開催は、毎週水曜日0時より開催となっております。

開会点鐘・歌の斉唱

会長挨拶

会長挨拶

公共イメージ向上セミナーに参加して

皆さん、こんにちは。
先日8月7日に行われた公共イメージ向上セミナーに参加して感じたことを皆さんにお話しします。
始めに会員の皆さんは、ロータリーを1分で語れますか?会員歴の短い方は、「まだロータリーを知らないので・・」とおっしゃるかもしれません。私自身もロータリー歴は非常に短いですが、会長研修を受けたり、様々なセミナーでお話を伺うことで少しずつ勉強しています。ロータリーを知れば知るほど、よくできた組織であり、トレーニングセミナーが出来上がっている組織ともいえます。ただ、積極的に関わらないとよくわからない会費だけを出している組織でもあります。是非、ロータリーを活用してください。

 さて、ロータリーのビジョン声明には、前回の会長挨拶にも書きましたが「私たちは、世界で、地域社会で、そして自分自身の中で、持続可能な良い変化を生むために、人びとが手を取り合って行動する世界を目指しています。」書かれています。私たちロータリアンは、行動人であります。私たちが行動することによって少しでも地域社会や世界が良くなることを願っているのです。行動は一人でするものだと思われがちですが、気の合う仲間(例えばクラブの会員など)と活動すると楽しいですよね。同じ価値観を持っていたり、同じ志を持つもの同士が一緒に活動できる信州友愛であることを願っています。

 最後になりましたが、同じ仲間と一緒に行動したり、例会に顔を出したりするのは、常に「自分のクラブに満足をしている」このことが、ベースになってきます。小池年度では、居心地の良いクラブを目指して、お互い学びあえる仲間づくりを大切にしていきたいと思います。お仕事がお忙しいとは思いますが、1週間に一度だけ10分の時間を作って仲間の声を聴いてください。

 今週も楽しい1週間になりますように。

メークアップ&ニコニコボックス

下記の皆様よりニコニコボックスを頂きました。

信州友愛RC 市川誠君
「ロータリーの友8月号をお届けいただきありがとうございました。」

信州友愛RC 市川誠君
「7月30日の会員セミナーでは お世話になりました。大変お疲れ様でした。ありがとうございました。」

信州友愛RC 市川誠君
「私ごとですが、今年の4月に購入した、1978年(昭和53年)生まれの ISUZU 117CoupéのECUミニレストアが済んで修理工場から帰還しました。ようやく安心して普段使いが出来そうです。 今の乗用車はECU搭載車が普通になっていますが、当時はキャブレター車が普通でした。SUツインキャブで6気筒のプリンス ケンメリのGTXとかが人気車種でした。今では1千万円を軽く超える希少車となっています。」

卓話

公共イメージ向上について

公共イメージ向上委員会委員長 小林陽子
公共イメージ向上について
公共イメージ向上委員会委員長 小林陽子


今年度、公共イメージ向上委員長を務めさせていただくことになりました。RCの公共イメージ向上はRCのすべての活動に関わることですので、その心構えや今年度取り組むべきことについてまとめてみたいと思います。

「ロータリーの友8月号」で、ジェニファー・ジョーンズRI会長は、「ロータリーは組織全体の『多様性、公平さ、インクルージョン(DEI)』を推進するために、今こそ次の一歩を踏み出すべき」と言っています。数値目標として、女性会員の比率を2023年までに全会員の30%にすることとしていますが、現在の女性会員比率は25%と目標に迫っています。

因みに、この30%という数値は、マイノリティでなくなる「クリティカル・マス」を表すと言われています。つまり、女性会員がマイノリティでなくなるという意味です。そして、多様性をもち、公平かつインクルージョンであること。議論が公平に行われ、その意見や活動がRCの方向性に生かされるということです。

一方、日本におけるRCの状況ですが、現在、女性会員は7.3%ですので、来年度までに30%に達成するには相当な努力が必要です。これは、RCだけではなく、日本のジェンダーギャップ指数が146ヶ国中116位(2022年)という状況にあらわれています。分野別のジェンダーギャップ指数では、「教育」分野は世界で1位、「健康」分野は63位となっている一方、「政治」分野は139位、「経済」分野は121位となっています。政治分野は、高齢男性が多数を占める「男性中心」であり、経済分野でも、女性経営者が極端に少なく、特に長野県は女性経営者の割合が全国でも最下位クラスとなっています。男性中心社会では、女性のみならず、若者や障がい者など社会のあらゆる人の意見が反映されにくく、課題解決が偏ってしまうことが問題だと言われています。世界ではこの20年で男女格差が大きく是正されましたが、日本社会では大きな変化がなかった結果、ジェンダーギャップ指数が先進国で最下位という結果になっているのです。

多様性を認めないことは、古くさく忌むべきもの、というイメージです。多様性を認め合う代名詞ともいうべきオリンピック・パラリンピックですが、昨年開催された東京オリンピック・パラリンピックでの、前JOC会長の女性蔑視発言に世界は騒然となり、会長交代劇に発展しました。また、先日は世界陸上のテレビ総合司会を務めた人気俳優によるジェンダーや人種への偏見発言があり、根が深いと感じます。こうした事例でも分かるように、古くさいイメージがつきまとうと、女性や若い人はついてきません。女性や若い人が見向きもしない組織に将来性はない、ということです。

さて、当「信州友愛RC」は、例会を原則インターネットで行うEクラブとして、相対的に活動負担が少なく、またフラットで議論しやすいクラブだと思います。会費が低く抑えられていることは、男女間賃金格差が先進国で最低レベルの日本において、多様な人が参画しやすく、DEIを推進する上では有効な手法です。そして、2022年6月30日現在、全32会員のうち女性会員が7名、比率は21.8%と日本の他RCと比べて高く、この点でも注目されていると感じます。ひとりひとりが当たり前に自分らしく発言し、行動し、フラットで開かれた議論を基に方向性を決める、居心地のよいクラブであると思います。ここが、当
クラブの価値であると自負します。そして、女性会員の比率が低いことが課題になっている日本のRCの期待を背負っているクラブです。
さらに、単に女性の比率が高いだけでなく、「性別による固定化された役割がある」とか「男性と女性が水と油のように相容れない」とならないよう、組織内でだれもが公平かつインクルージョンされるよう心掛けたいものです。

会員各位には、そのような誇りをもって今年度の活動に取り組んでいただければと思います。会員全員で、この当クラブの魅力を共有していくことで、入会希望の方も自ずと現れるのではないでしょうか。今年度も宜しくお願いいたします。