皆さん、こんにちは。
先日5月28日、29日と京都にて「輝く瞳に会いにいこう全国大会」が開催され、原田義之先生の講話と松本先生の「黄昏時の診察室」と題して講話を拝聴いたしました。
北タイ赤族の自立支援のために識字率向上・水と衛生支援を含めた活動を「I Sereve」として全てご自分で考え、行動されています。
私達ロータリアンは「行動する」というスローガンをどこまで実践しているでしょうか。言葉だけ終わっていないでしょうか。
原田先生は語りかけます。「自立サイクルの支援として常に現地目線で捉え、そして彼らと共に前を向いて未来を切り開く。そして支援とは安易な物を提供するのではなく、もっと深く考えて何を提供することが最善かを考えて行動しなさい」ということです。
現地の人を支援するには、現地の人を決して労働力として扱わないということです。
例えば、現地の畑にコーヒー豆を栽培する畑を提供し、そこで働く現地の人に報酬を与え、その豆を日本に輸入してコーヒーとしてお客に提供すること。
コーヒーの店主は「現地の支援のために」とおっしゃいます。しかし、これは本当の支援ではないということ。
つまり、私達が資本力を使って現地の村を開墾し畑を作り、そこで現地人を雇って生産すること。これは奉仕でも支援でもありません。ただ、彼らの土地と労働力を安く使っているに過ぎないということです。
奉仕とは、決して見返りの報酬を目的にしてはいけません。これがあると私達の根幹たるロータリーの精神から逸脱してしまいます。
こうしたことを原田先生は講話の中で説いていきます。
12月3日は中信第二グループのIMで原田先生の講話を拝聴することができます。
ぜひ、皆さんも聴いて、考え、行動してください。