皆さん、こんにちは
先日、本年12月のIMで講話を頂く原田先生と電話でお話をさせていただきました。
決められた時間枠の中でお話をすることはまだまだ時間が足りないとおっしゃっていました。
その中で
奉仕について
海外を含めて同じことが言えるのは「現地目線での奉仕」が原点だということ。
例えば、私たちが良かれと思って行う奉仕活動は、本当に現地で役に立っているのか、それは適時適切なものかということです。
自分本位で考えた奉仕は実は相手によって全く役に立たないものだということです。例えば電気もないところに電化製品を送っても役に立ちません。水もないところに洗剤を送っても、これもだめです。
そして現地の人々によって作られた製品や、農作物を仕入れて日本で販売すること。一見、現地の人々を助ける、支援していると見えますが、実は現地の人々は、安い賃金をもらって、訳もわからず働かされる、いわゆる生産力・労働力の一つでしかないということです。資本主義者が貧しい国の人々を労働力として利用しているにすぎないということ。
この話は大変心に響きました。
「支援」という大変美しい言葉の裏で、裕福な国の資本力を投下して作られたものは現地の人々の犠牲から成り立っている部分もあります
本当の意味の自立支援とは、現地の人々が、自ら考え、自ら行動し、自ら未来を作るということでしょう。
このことを、原田先生から教えていただきました。電話でのお話の中に、熱く奉仕を語って教えてくれる先生の言葉は心に響きます。
自分自身でも忘れないために、ここに記すことにしました。
私たちは、自分の都合の良い様に奉仕を解釈し美化していることはないでしょうか。支援する相手が本当の意味で、持続し自立できる機会を差し伸べることに奉仕の心が見えてきます。与えるのは物ではなく、方法や手段、知識であって、決して物では解決できないということですね。