「元気なお節介」
R ID2600 木曽ロータリークラブ 幹事 小林 利恵子様
「元気なお節介」
国際ロータリー2600地区 木曽ロータリークラブ
2021−2022年度 幹事 小林 利恵子
信州友愛ロータリークラブ会員の皆様初めまして。木曽ロータリークラブ今年度幹事の小林利惠子と申します。職業分類は、広報業でイベントの企画運営なども行っています。 2009年度にロータリークラブに入会し、今年で14年目となります。この間、会長1回、幹事3回、次年度は会長エレクトの予定となっています。
私を一言で表現するなら「元気なお節介」と言ったところでしょうか。これは間違いなく、親からの遺伝であると確信しています。何かを応援したい!していたい!と思っている私にとって「応援」と言う言葉が大好物です。ですが、田舎は目立ったことをすると潰されることが多く、所謂「出る杭は打たれる!」という事で散々な思いもしてきました。
その度に、もっと公明正大に出来たらいいのに!と思っていました。そんな私にとって、ロータリークラブの存在は格好の場所と言えます。現在は、木曽ロータリークラブの看板を使いお節介ができる事を嬉しく思っています。勿論面倒に思う事、時にロータリーに疲れ息切れをすることも多く、退会を意識したことも何度もあります。それでも、誰かのために何かが出来る事は、私の全ての活力になっているのだと思ってます。
私が入会した頃の木曽ロータリークラブは、今よりも認知度が低く、目立った活動や外に向けた発信もあまり行っていなかったと思います。また、外向きの発信が苦手なクラブであったとも思います。そんな木曽クラブの意識が変わったきっかけが、財団のイベントだと私は思っています。木曽郡南木曽町で発生した土石流災害から1年後、その災害で犠牲となったお子さんがサッカーが大好きな小学生だったこともあり、松本山雅FCのご協力を頂き、子供向けのサッカー教室を開催しました。約100名の子供さんが参加され、プロのサッカー選手と楽しくサッカーを行いました。
参加した子供たちのキラキラ輝く目、それを楽しそうに見つめる大勢の保護者や関係者。この光景を目撃した会員は何とも言えない気持ちとなり、以来木曽クラブの恒例行事となっています。「クラブで何かをやろう」と言う意識がこの時を機にしっかり芽生えたと思います。外向きの発信を行う事で、他からのイベントのお誘いや、主催のお願いなども頂くようになりました。
今年度の財団イベントでは「木曽ロータリークラブ旗争奪木曽郡軟式野球大会」を実施しました。クラブの名前が冠となっているイベントですから、財団から切り離しても、この大会はやめられない行事となります。また、クラブの名前が表に出る事で、ロータリークラブの名前を覚えて頂けたら嬉しく思います。余談ですが、今年の春から木曽病院の救急車の車体に木曽クラブの名前が書かれる事になっています。前年度、救急車購入のためのクラウドファンディングが実施され、クラブとして参加させて頂きました。こうした地道な広報活動も大切に考えています。
話をイベントに戻しますが、まだ決定はしていませんが、次年度は、松本山雅FCのご協力を頂き、木曽郡にある療育施設に通うお子さんやそのご家族と楽しく体を動かす事を考えています。この施設は木曽クラブが設立され間もなくの頃から、年末慰問を行い長いお付き合いをさせて頂いている施設です。長いと言っても、些少の寄付金を毎年お渡ししているだけで、それ以上のコミニュケーションがなかなか取れていなかった事もあり、次年度に向け企画をあげてみました。採用された場合、午前中が財団イベント、午後からは恒例のサッカー教室と1日中木曽クラブのイベントが実施されます。友愛クラブの皆様も宜しければお越しください。
今後の課題はやはり会員増強です。木曽クラブも若手の人材不足に悩まされているクラブで、実働部隊は限られます。そのため一部の会員にだけに負荷がかかっている現状があります。私より若い会員は現在3名。当然現役ですから、仕事も忙しくしています。あまり負荷をかけ過ぎると私も何度となく考えた「退会」へ意識が傾いてしまいます。
そこをしっかりカバーしながら、ロータリーを楽しんでもらい、若手会員が同世代の仲間を連れて来たくなる意識に変えていきたいと思っています。最終的には、「誰に言われたから」、「誘われて断れないから」ではなく、自らの思いで「入会したい」と言ってもらえるような、魅力あるクラブにする事が私の夢です。