皆さん、こんにちは。
本日は、クラブ運営・管理についてご説明したいと思います。
クラブには審議機関と執行機関の2つが存在します。
先ず、審議機関は「理事会」です。ここではクラブの年度方針やクラブの恒久的な取り決めなど重要な案件を審議します。
執行機関は「役員」というこで会長・副会長・幹事。直前会長・会計職を示します。
「ロータリーの基礎」という冊子に以下の内容が記されていますのご紹介します。
理事会はクラブ内において、最高の自主管理権を持っています。
総会を最高の議決機関とする 一般の常識はロータリーには適用されておらず、理事会がすべての議案に関する先議権を持ち、 クラブ事項に関する理事会の決定は最終決定となります。
クラブの代表権者は会長と幹事ですが、 この代表権といえども理事会の決定が優先し、仮に会長、幹事が他クラブや RI と約束ごとをした としても、理事会がこれを拒否すれば無効となります。
理事会の決定をくつがえすためには、定足数を満たした例会で三分の二以上の賛成を得なければならず、これは事実上不可能に近い数で あると共に、万一これが可決された場合には、理事会の不信任にさえつながり兼ねない重大事といえるでしょう。
理事会が大きな権限を持つことは、同時に大きな責任を持つことを意味します。
議事の提案に当たっては事前に会員の意見を充分聞く配慮が必要であり、決定に当たっても理事 全員のコンセンサスを得るべきであるという理由から、理事会の決定については、過半数主義を 採らず、理事全員一致主義を採用しているクラブも多いです。
○ 例会の変更、取消
○ 例会充当時間に満たない出席の判定
○ 名誉会員の身分存続
○ 職業分類の是正、訂正
○ 出席補填・・理事会が承認した奉仕プロジェクト、行事、会合
○ 出席免除・・理事会が承認した理由
○ 会員身分終結 などかなりの部分が、理事会の裁量に委ねられるようになったので、慎重かつ適正な決定が必要 です
このように理事会の自主管理権は大変大きなもので、それだけ理事の責任は大変重いものになります。
このようにクラブ総会において理事会決議の内容を否決するには2/3以上の会員の同意が必要です。ただし強引な議決は会員の不満の元になるので、再度理事会にて
慎重審議を行い修正を行って最終決定とします。
また、理事会の議事録は全会員へ公開することが義務となっています。会員は理事会の内容について提案・質問等を理事会に提出することができます。場合によっては
理事会に出席し、内容を説明してもらう事もあります。
理事の選考は全ての会員の承認が必要であり、それはクラブ年次総会にて次期役員と共に選挙されます。
理事・役員の任期は1年ですが、事情により複数年理事を任命することもあります。
会員の皆さんは必ず理事・役員になります。そのためにもクラブ運営・管理についてはしっかり学んでおく必要があります。
本日はクラブ運営について説明をしました。