信州友愛ロータリークラブ 例会
2021年12月15日開会 (通算47回)

例会開催は、毎週水曜日0時より開催となっております。

開会点鐘・歌の斉唱

会長挨拶

皆さん、こんにちは
信州友愛ロータリークラブの創立はちょうど一年前の本日です。
思えば2年前から有志によるクラブ創立構想を練ってきました。最初はただ漠然とした形のないもので理想だけの世界でしたが、クラブ主旨をまとめていくうちにクラブビジョンが完成されてきました。
私たちは決して既存のクラブ伝統や風習を変えようというものではなく、根幹の中核的価値観の上での変化を求めているものです。
手段は変化できるものです。そして変化させなくてはなりません。
私たちはこの新しいクラブを通して自分自身の変化を会得し、さらに自己研鑽による奉仕の心を育むという目的を重要視していかなくてはなりません。

さて、「与えられるもの」「与えること」いわゆるTaken とGivenは全く逆の意味を持ちます。この逆説的な両者でそこに幸せを感じるものは、与えられることでしょうか。それとも与えることでしょうか

私たちが真の意味で幸せを感じるものは「与えること」だと思うんですね。それはモノ、ヒトでもあるでしょう。さらにもうひとつココロです。
与えたら失うものは何もありません。むしろ与えることで、むしろ自分自身が受け取るものがあります。それは満足と幸福感です。そしてそれに対価を望んではいけません。このことが与えるものの鉄則でなければいけないと思います。

もしも自分自身に知識やノウハウがあるなら、それは無償でで惜しみなく多くの人達に与えるべきです。それも静かなる奉仕の心ですね。
そんな「奉仕の形」もあるということを皆さんとともに学んでいきましょう。

本日の卓話は「一期一会」と題して
第2750地区東京米山友愛ロータリークラブ  朴貞子様です。
当クラブと同じく「友愛」の冠を持つクラブとして大変親しみを感じるクラブです。米山学友を通して創立されたクラブはまさに国際的なクラブです。当クラブが目指す全世界的な繋がりのお手本です。
東京米山友愛RCさんとは、「友好クラブ」として提携したいと考えております。
よろしくお願いします。

メークアップ&ニコニコボックス

下記の皆様よりニコニコボックスを頂きました。

信州友愛RC 高木和久君
「表面上は毎回出席になっていますが、正直に言いますと3回ほど締め切りすぎの出席です。お詫びを兼ねてニコニコボックスに入れさせていただきます。」

あづみ野RC 藤森康友様
「創設して早1周年なんですね?! 昨日のことのように思い出されると言うより、 中身の濃さにもう3年位経った気がします! 今後も貴クラブのリーダー的躍進を願ってます♬ 高田修さま、、、 同様の価値観と志を共有する同期クラブとして、 今後ともご指導のほどよろしくお願い致します。」

信州友愛RC 乾みゆ紀君
「早いもので、今年も残り2週間となりましたが、体調と気持ちを整えて過ごしてまいりたいと思います。」

卓話

一期一会

第2750地区東京米山友愛ロータリークラブ 朴貞子様
            「一期一会」
 
第2750地区東京米山友愛ロータリークラブ 朴貞子
 
東京米山友愛ロータリークラブの朴貞子でございます。2006-08/岸和田RCの米山記念奨学生で第2640地区岸和田ロータリークラブにて2年間大変お世話になりました。
私は中国の朝鮮族で中国延辺朝鮮族自治州にある延辺大学を卒業した後、獣医師として4年間地方の動物病院にて臨床を行いました。臨床を行いながら研究もしたく、日本留学を決意し、2001年10月に来日しまして、大阪府立大学大学院博士課程3年次の時に米山記念奨学生に選ばれました。

 今も忘れないのは新規米山奨学生オリエンテーションで当時の第2640地区米山記念奨学会委員長であった故河合利晴先生の「君達は天国に居るんだぞ」と言った一言でした。当時はこのお爺ちゃん何を仰っているのと、笑っちゃいました。しかし、まさにそうでした。米山奨学生に選ばれたため、私は沢山の素晴らしいロータリアンと出会い、「豊かな人生は出会いから!」を実感しております。奨学期間中ロータリークラブが私にくださったのは、経済的な援助や友情よりも、最も大きかったのは人間学を学べることと、生き方、価値観を共有することでした。

 米山奨学金のお蔭で私は順調に獣医学博士号学位を取得することが出来まして、卒業する頃にはロータリーとの出会いから就職先を紹介して頂きまして、日本での社会人として良いスタートを切らせていただきました。就職した後も第2640地区米山学友会で副会長として活躍させて頂きまして、仕事も米山活動もロータリアンとの出会いからとても充実した毎日を過ごす事ができました。2009年、仕事の関係で東京に転職しまして、ロータリーとの連絡が切れた時、ロータリー米山記念奨学会から恒例のお誕生日のお祝いメールが届きまして、まさにこの1通のメールにより私は現在の第2750地区東京米山友愛ロータリークラブのチャーターメンバーとしてロータリアンになりました。
 
 現在、日本全薬工業(株)で務めており、日本の良い製品をアジア市場に導出する業務を行っています。日系企業で仕事しながらロータリアンとしてもう12年、仕事も家庭も忙しい中ここまでロータリー活動を続けられて来たのもやはり、自分の信念として恩送りしたかったからだと思います。
元米山奨学生の時に、第2640地区米山記念奨学委員会では米山奨学生達のために、沢山のイベントを米山奨学生達と一緒に行いまして、今も忘れないのは「国際理解のためのワークショップ」としての米山奨学生と日本の高校生との国際交流プログラムでした。
当時、来日して初めての日本の高校生との国際交流でしたので、とても新鮮でとても楽しく、私の一生の思い出になりました。このプログラムは私がロータリアンになったきっかけでもあります。素晴らしい日本人ロータリアンの生き方を自らの体験から後輩たちである米山奨学生、米山学友にも伝えたかったのです。

 当クラブは、ロータリー米山記念奨学金を頂いて、日本の大学(院)で教育を受け、日本で仕事をしている外国人が母体となって設立しまして、現在会員数は39名、米山学友は12名で10ヶ国の多国籍メンバーで構成されております。
入会当時から、青少年奉仕活動として自分が米山奨学生の時に体験した日本の高校生との国際交流プログラムをクラブの多国籍メンバーと一緒に行いたく、会員達に提案し、クラブの仲間達と一緒に日本の高校生を対象に「国際理解のためのワークショップ」を企画致しました。この奉仕プロジェクトについて世話地区である第2640地区米山記念奨学委員長故河合先生に何度もお電話させて頂きまして、ご教示をいただきました。当時河合先生はとても嬉しそうに、40年間米山寄付をし続けた甲斐があったと仰ってくださったお言葉が今も忘れません。

 現在、当地区米山奨学生・米山学友と都立小平高等学校の高校生との国際交流活動は当クラブと子クラブである東京米山Eクラブ2750の両クラブの合同奉仕プロジェクトになり、今年で9年目になります。小平高等学校の副校長先生からは「開校から50年経つが、今日はまさに画期的な日。是非継続をお願いしたい」と好評を頂いたこともあります。本プログラムにより当クラブと子クラブは地区会長幹事会で何度もバナー賞も頂きました。
今年は、コロナの影響によりZOOMでのオンライン国際交流と少人数のオフライン国際交流、2つを企画しております。

 米山記念奨学金制度により一つになった私達は、自分たちが持っている多国籍の特徴を活かして、日本の未来である高校生達へ恩送りすること、これこそ、米山奨学生・米山学友を支援してくれたロータリアンへの恩返しではないかと思います。
今年度は地区米山記念奨学委員会 米山学友委員会の委員長を務めておりまして、ほぼ毎月地区米山記念奨学委員会の皆さんと米山奨学生のためのイベントを企画し、直近では広島バーチャル米山研修旅行と高尾山ハイキングを行いまして、日本の良さを米山奨学生に伝えるイベントを仲間達と一緒に楽しく行いました。米山学友委員長の責務も後半年、来年6月まで現役米山奨学生と一緒に楽しく活動するつもりであります。
そして、来年度は財団委員会にて財団奨学生のためのGG申請に努めることになりました。

 自クラブでは今年度クラブ管理運営委員長、そして、第3回米山の世界大会【再会 in 関東】の実行委員長として毎日慌ただしい日々ではありますが、自分を高めるために、笑顔いっぱいで、自然の流れに素直に、前向きにマイペースで進めて行きたいと思います。