- ロータリーソング 「それでこそロータリー」
1.
- どこで会っても やあと言おうよ
見つけた時にゃ おいと呼ぼうよ
遠いときには 手を振り合おうよ
それでこそ
ローローロータリー
- 2.
- 笑顔笑顔で 語り合おうよ
心心で 結び合おうよ
みんな世の為 働き合おうよ
それでこそ
ローローロータリー
奉仕(service)について
たった2文字の言葉ですが、この言葉にはとても深いものがあると感じています。この英文で「サービス」という言葉は日本では「おまけ」的な軽い意味にとられてしまいますね。有償行為プラス無償行為といったところでしょうか。
しかし、この言葉の本来の意味は社会に尽くすという行為をすることにより個人の人生価値を高め結果、より良い社会を創る楚になるということです。
もしも「奉仕」という意識がなくて、形だけの活動をしたら、それを受けた人々は本当に感謝するのでしょうか。もちろん感謝されるために奉仕をするのではありませんが。
クラブにおける奉仕活動についても同じで、毎年の恒例行事だからという理由だけで続けていても実際に参加する人達がその意識や意味を知らないでいたら意味がないと思いませんか。
奉仕の基本は自分にあると思うんですね。つまり、まず自分が奉仕の意味や意義を理解してからこそ自分でアクションできるものと考えています。
私たちは、まず自分自身の意識を高め、自分のステージを上げることで始めて奉仕活動ができます。
それを学ぶべき場所は「ロータリー」です。仲間と繋がりながら、仲間の行動に影響を受けて、それを実践していく場なんです。
それも、人から言われたのではなく、自ら行動することに喜びを持てたら最高ではありませんか。
奉仕は自らのためであり、自己研鑽の結果です。
新しいクラブで自分を磨きましょう。「I Sereve」が原点です。
さて、当クラブのクラブアドバーザーであり2019-2020RID2600パストガバナー古川静男様より寄稿して頂きましたので下記にご紹介いたします。
「『ロータリーの目的』を読み解く。」
アドバイザー 古川静男
本日は、ロータリーの基本理念である「ロータリーの目的」について、2020年月信3月号に「ガバナーメッセージ」として掲載した原稿を一部訂正して掲載します。ロータリーの理念を少しずつ学んでください。
「ロータリーの目的」は、国際ロータリーおよび標準ロータリークラブ定款に規定されていますが、その原文は「Object of Rotary」であり、1951年以来変わっていません。ロータリー運動の目的を簡潔に表したものであると言われています。この「ロータリーの目的」という表題は、2012年以前は「ロータリーの綱領」と訳されていましたが、より分かりやすいようにということで現代的に改訂されました。
ロータリアンの人と話していると、この目的の解釈について「誤解」されている方がいまして、この「ロータリーの目的」を「まず前文があり、その後に4つの目的がある」と思っていらっしゃる方がいます。ちょっと見にはそう思いがちですが、実はそうではないのです。表題の「Object」は単数になっていますね。解説しますと、最初の2行がロータリーの目的の「本文」であり、4項目は本文の目的を達成するためにロータリアンが如何に行動・実践すべきかが書かれた補足条項ということなのです。ロータリーの目的は、「意義ある事業の基礎として奉仕の理念を奨励し、これを育むことにある」この1点のみなのです。しかし、「意義ある事業の基礎として奉仕の理念を奨励し・・・」とは如何にも訳文的でよく意味が分からないですね。「奉仕の理念を奨励し育むこと」と端的に解説している文献もありますが、わが2600地区の宮坂宥洪パストガバナーがスカッとした翻訳にしてくれました。以下に宮坂パストガバナーの翻訳を赤字で併記しますので、じっくりお読み下さい。胸のつかえがスッと消えていく感じが致しませんか。
【ロータリーの目的】(黒字「原文」、赤字「宮坂宥洪訳」)
「ロータリーの目的は、意義ある事業の基礎として奉仕の理念を奨励し、これを育むことにある。具体的には、次の各項を奨励することにある。」
(宮坂訳)「ロータリーの目的は、優れた職業人には奉仕という崇高な考え方が基礎にあることを広く知ってもらうようにつとめることである。そのために以下の四点に留意しなければならない。」
第1 知り合いを広めることによって奉仕の機会とすること
(宮坂訳)「奉仕とはどのようものであるかという理解を深めること」
第2 職業上の高い倫理基準を保ち、役に立つ仕事はすべて価値あるものと認識し、社会に奉仕する機会としてのロータリアン各自の職業を高潔なものとすること
(宮坂訳)「みずからの商道徳を向上させると共に、あらゆる有用な職業の価値を認め、社会に奉仕するものとしてすべてのロータリアン職業の尊厳を保つこと」
第3 ロータリアン一人一人が、個人として、また事業及び社会生活において、日々、奉仕の理念を実践すること
(宮坂訳)「ロータリアンは、私的な生活においても、職業の場においても、地域社会においても、奉仕という崇高な考え方のもとに行動すること」
第4 奉仕の理念で結ばれた職業人が、世界的ネットワークを通じて、国際理解、親善、平和を推進すること
(宮坂訳)「奉仕という崇高な考え方を共有する職業人の世界的組織を通じて、国際理解と国際親善と国際平和の推進に貢献すること」
古川パストガバナー様、大変参考になる寄稿ありがとうございました。
さて、今回もコミュニティテレビこもろのチーフキャスター後藤理恵様の卓話です。クラブ会員の反響はすごく、大変参考になったとのコメントを多数頂いています。
それではよろしくお願いします。