信州友愛ロータリークラブ 例会
2024年1月17日開会 (通算137回)

例会開催は、毎週水曜日0時より開催となっております。

開会点鐘・歌の斉唱

会長挨拶

「台湾の総統選挙」
信州友愛ロータリークラブの会員の皆さん、こんにちは。
1/13に台湾で政治のリーダーを選ぶ「総統選挙」がありました。民主進歩党(民進党)の候補、賴清徳氏が当選しました。現在の蔡英文総統が2期8年の任期であったため、3期連続の民進党政権となります。
 
私たちが学校で習った知識によれば、国民党は孫文が中国本土で立ち上げた政党で(中国国民党というのが正式名称だそうです)、中華民国として中国を統治していましたが、共産党との内戦に敗れ、台湾に逃げてきた、ということかと思います。
総統選挙が行われるようになって以後、長らく2大政党による総統選挙が行われてきましたが、今回は台湾民衆党(民衆党)も総裁候補を出馬させ、3候補による選挙戦となりました。
民衆党候補の柯文哲氏も、泡沫候補ではなく善戦しました。柯候補の獲得した票は369万余りと1/4以上の票を集めました。
ご存じかと思いますが、民進党は「台湾独立」を目指す政党です。一方の国民党は台湾と中国の統一を謳ってきましたが、そもそもの統一という理念より、経済的な理由で本土とのつながりを重視するようになってきました。
民衆党は台湾独立か中国との統一かの理念は曖昧ですが、経済的に中国本土との反目には積極的ではなさそうです。

私たちは、民主的な活動を約束されたはずの香港がどのようになったか目の当たりにしてきました。今カナダやアメリカ、台湾に香港の移民が多数流れ込んでいます。そうした中、台湾の総統選挙は実施されました。どの候補者が当選するのか、世界の耳目が集中しました。
民進党は蔡英文総統の時代から防衛力を強化してきました。米国から兵器を買い、潜水艦の造船にも着手しました。中華人民共和国政府が快く思わないのは当然で、硬軟織り交ぜて、さまざまな圧力を加えてきましたが、少なくとも総裁選挙では結果が出ませんでした。
日本の国会に当たる立法院選挙では、民進党は過半数を獲得できず、第一党とはなったものの、政権運営には難しい舵取りが迫られます。中国共産党としては、こうした「政権のねじれ」を利用してくるでしょう。

 
台湾市民がどのような総裁を選ぶかは、そもそも台湾市民の選択によるのは当然のことですが、日本国民である私たちは、無関心ではいられない問題だと思います。
今回の総統選挙の投票率は71.86%だそうです。日本で今、内閣総理大臣を選ぶ選挙が行われたとして7割を超える投票率になるかは怪しいものですが、台湾の人々にとっては、重要な関心事であることは間違いないと思います。私たち日本人も隣国が「民主的国家」なのかそうではないかは重要な問題である筈です。
軍事力によらない「外国」による二国間問題の解決が重要なことは当然なのですが、私たちの隣人は「朝鮮民主主義人民共和国」と「中華人民共和国」など「民主主義」や「法治国家」とは程遠い国もあります。隣人としても友好的かと言えばそうは言えない
でしょう。
台湾は日本にとって友好的な隣人です。国家として認めることはできなくても、大切な存在だと私は思います。
皆さんはどのように考えますか?

メークアップ&ニコニコボックス

下記の皆様よりニコニコボックスを頂きました。

信州友愛RC 小林陽子君
「ロータリーの友1月号をお届け下さり、ありがとうございました。」

信州友愛RC 村松正勝君
「あけましておめでとうございます。 なかなか思うように活動が出来ませんが、 本年もよろしくお願いいたします。」

信州友愛RC 金児進君
「皆さん、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。素晴らしい一年になりますように。 そしてクラブが活性化して、会員の皆さんとの交流がさらに深くなりますように。」

信州友愛RC 笠原芳子君
「次期役員・理事他の承認に感謝し、皆様の今後の活動に期待いたします。」

卓話

新年の抱負

信州友愛ロータリークラブ 会員 小林 陽子君
信州友愛RC 卓話
小林陽子 会員
皆さん、こんにちは。今日は卓話の機会をいただきありがとうございます。
 
昨年4月に県議会議員に着任して以来、日々、初めてのことの連続で、目の前のことに対応するのが精一杯となっており、例会に参加できない状況が続いており、心苦しく思います。

県議会の定例会は、年4回ありますが、自宅の安曇野市から県庁まで車で日帰り往復することを原則とし、朝から会議がある時は、県庁隣の議員会館に前泊するなどやり繰りしております。議員会館は、トイレ風呂共同、和室6畳ひと間で、布団は持ち込みです。体力面も含め、環境に慣れるまで、なかなか大変だなぁと思うことも多々ありましたが、そんな生活も半年以上経ち、だいぶ慣れてきました。
「改革信州」という13名で組織する会派に所属しておりますが、この会派は、新人議員5名、女性議員5名で構成されており、集まるとよく意見交換や情報交換ができ、県議会議員の活動に馴染んでいくには、よい仲間であると感じております。

 
 県議会議員の仕事は、年4回の定例会を中心に、議員個人として行う活動や一般質問の他、常任委員会への参加が義務付けられており、私は農政林務委員会に所属しております。
農業や林業に関する現状理解を深め、課題を洗い出し、県としての対策をより機動的・効果的に行うことを目的に、県内外の視察調査を行っています。また、会派としても、いろんな分野での理解を深めるため、視察調査や県民対話集会を経験いたしました。
 
市議の時から引き続き、地元諸団体の会合や懇談にお声かけ頂き参加しておりますが、県議となって呼ばれる会合が数倍に増え、地元自治体、教育関係者、建設関係者等の県への要望に対する助言や同席などに加え、地元の災害対応等もあり、より広範囲に、かつ多くの皆さまからお声がけをいただいて活動していると実感しております。
 
広い長野県、あちこちを飛んでいるような感じになりますが、引き続き住民や団体の皆さんと一緒に活動し、コミュニケーションを大切に、皆さんの声を施策に生かすことを活動のモットーとしています。ただし、全てを行政で解決するというのではなく、情報や意見を交換しながら、皆で知恵を出し合って、自分たちでできることは自分たちで解決する「自治」も大切ですので、共有していければと思います。
 
 その一つに、「安曇野から女性をエンパワーメントする会」の活動があります。常々、女性や若手の活躍できる地域にしていきたいと願っておりますが、この会は、市民の有志で立ち上げた活動で、これからの女性の活躍のため、どのように心理的なハードル(アンコンシャスバイアス)を取り払っていくか、地域の皆で考えて取り組めたらと思います。
  年末年始は久しぶりに在宅でしたので、過去の例会の卓話を読み、遅ればせながら参加することができました。過去の例会に参加できるのはEクラブの利点ですね。様々な話題が提供され、勉強になりました。改めてSYRCメンバーの皆さんの活動の多彩さに驚きます。まさに人材の宝庫だと思います。
最後になりますが、ロータリーの仲間からはいつも刺激を受けています。打てば響く素晴らしい仲間で、活動を通してお互いに発展できることは実に得難いことです。
また、SYRCは会員がお互いを尊重し合い、居心地のよいクラブであると思います。
皆さま、引き続きご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。