「今年の地区大会も終わりました。」
信州友愛ロータリークラブの会員の皆さん、こんにちは。
11/11,11/12の2日間、松本市で国際ロータリー2600地区の地区大会が行われました。ご
参加いただいた皆さん、大変お疲れさまでした。
今回の地区大会には大きなテーマが二つあったように思います。一つは「エンドポリオ」。もう一つは「米山奨学生制度」です。
ポリオについては、地区全体で「古着deワクチン」に取り組んでいます。地区大会が終わったからと言って折井年度はまだ半分以上ありますので、これから取り組んでいくクラブもあるかと思いますが、地区大会での発表では、国際ロータリー2600地区全体で「古着deワクチン」のキット数は1,000を超えたそうです。
これをポリオワクチンに単純換算すると5,000回分以上になったとのこと。木曽ロータリークラブの取り組みは前回ご紹介しましたが、地区全体としての奉仕活動としてはやり易いテーマだったと思います。
「あとちょっと」の手サインも小平奈緒さんのポスターですっかりお馴染みになりました。
同じ感染症では、ここ数年来世界中が「コロナウィルス」に苦しめられてきましたが、国の対策委員会の委員長を務められた尾身茂さんの講演も、WHOに在宿中に「エンドポリオ」に取り組まれた知見をお話いただき、興味深いものでした。WHOの資金の呼び水がロータリークラブからの寄付だったことは、誇らしく思っていいことだと思います。
「米山奨学生制度」は、東京ロータリークラブがクラブ創設時の会長である米山梅吉氏を記念して作った制度ですが、日本独自のロータリー活動として国際ロータリーでも認知されている海外留学生向けの奨学金制度です。
今回国際ロータリー会長代理としてお越しになった台湾の林華明(リィン・フゥアミン)氏は世田谷ロータリークラブがお世話をした米山奨学生で、初日の米山ホームカミングの基調講演では、何度も感謝の気持ちを口にしていました。パネリストの一人長野保健医療大学助教ヒー・チン・ピン氏はマレーシアご出身の女性で、米山奨学生時代の世話クラブは松本南ロータリークラブだったそうです。
信州大学で社会心理学を学んでいた彼女は、生涯の仕事として日本で「看護士」になる道を選び、外国人に優しい試験とは言えない看護士試験に合格し、長野市篠ノ井の厚生連病院に10年近く勤務した後、ご縁があって今大学で看護士志望の学生を教えているとのことで、彼女のお話には大変感銘を受けました。
日本最大の奨学金制度である「米山奨学生制度」はさまざまな議論があるにせよ、来日する私費留学生のために続けていくべきだと思いますし、ポリオも世界から駆逐されるまで頑張らないといけません。会員の皆さんのご協力を引き続きよろしくお願いいたします。