「青少年の教育環境が大事な時代」
青少年奉仕委員長 青木秀樹
「青少年の教育環境が大事な時代」
青少年奉仕委員長 青木秀樹
今年度信州友愛ロータリークラブ、青少年奉仕委員長を仰せつかり、責任と戸惑いを感じつつ、一方でこの役務は自分の仕事である人材育成の領域でもあることから楽しみでもあります。
クラブ運営における高木会長を始め、役員・理事の皆様、クラブ会員の皆様と共に、今年度も有意義なお時間を過ごすことができますことを楽しみにしております。
少し私ごとをお話ししつつ、そのことをベースに青少年奉仕を考えているこ
とをお話しの第一歩とさせていただければ幸いです。
私の現在の仕事は企業をクライアント先として、入社から退職まで関わるキャリアコンサルタントとして、東京本社にて全国を飛び回り、コロナ禍を機に長野県に塾足を移しつつ仕事をしています。
その意味では働く人の成人教育(学び直し含め)に携わっていると言えます。
実は私の家族は教育業界にいて、子どもたちは、保育士、小学校、中学校、高校、特別支援学校で働いています。そんな家族の話題は、人が育つ環境が大事な時代になったことが昨今の共通の話題です。
教育には、大きく分けて、インフォーマル教育(家庭教教育)・フォーマル教育(学校教育)・ノンフォーマル教育(地域教育)のそれぞれの役割があります。
その教育を受けて身につけた、心のあり方と、知識・能力で社会人として自分らしく暮らすことができ入れば幸せです。
我が家の子育てに影響していることは、家族全員がボーイスカウト経験者であることです。このボーイスカウトスピリッツとしての「行うことによって学ぶ」&「奉仕の精神」をそれぞれが幼少期から体験してきたことです。
その意味では、ロータリーの精神と似ていることがあるので、その具体的な活動としての、インターアクト・ローターアクトの活動はすばらいいと思います。
今年度は松本国際高等学校AIC活動、また折井年度の柱の活動に1つでもある、ポリオ撲滅のための社会奉仕活動「古着でワクチン」の活動など、様々なグローバル活動についてのきっかけとなるような機会についても、青少年にこのことを通じて奉仕の精神を身につけてほしいと考えています。
また、ノンフォーマル教育の観点では、ロータリー活動が、地域社会にどのように影響しているかも、ダイバシティー・インクルージョンの時代だからこそ、その国際性や世界平和につながる考え方として必要だと実感しています。
思春期のインパクトのある体験はその後の人生の基盤になることを考えると、今こそ青少年の教育環境が大事な時代だと思います。
ロータリーの活動として何ができるかわかりませんが、素敵な大人が次世代の子どもを育てる意味で、ロータリアンとして奉仕の率先垂範しなさいと自分に言い聞かせています。