「還暦になった日本人、ガウディを観にバルセロナへ行く②」
皆さん、こんにちは。
異常気象で北半球に熱波が襲っているなか、当クラブの会員の皆さまも、日々暑さと格闘していらっしゃると思います。お体ご自愛ください。
本日の会長挨拶はバルセロナ一人旅の続編です。
1998年にサッカーW杯でフランスで行って以来、2度目のシャルル・ドゴール空港に到着。前回はサッカー好きの友人もツアー参加者もいたのですが、今回は完全に一人きり。
イミグレーションを通過して、KLMエールフランスのバルセロナ行きの飛行機に乗り換えました。
ご存じの通り、EU圏内はシェンゲン協定によって、フランスで入国審査が終われば、スペインでの入国審査は免除になります。
翌日から早速行動、と街に出てみたものの、スペイン語はおろか、英語も不得手な上にヒアリングのセンスもないので、「るるぶスペイン」をディバックに忍ばせて地下鉄と徒歩で、スマホ片手にまずピカソ美術館に行ってみました。
しかし生憎月曜日は休館日。チョコレート美術館なるお奨めスポットも休館日だったため、火曜日のグエル公園~サグラダファミリア教会のツアーの集合場所を確認しようと更に地下鉄に乗り、グエル公園近くのツアー出発地を確認。そのままサグラダファミリア教会の下見に行ってきました。サグラダファミリア教会は壮観の一言で、まさに天才建築家ガウディの真骨頂。外観を見ただ
けで感動しました。
その後サグラダファミリア教会の近くにあるという「FCバルセロナ」のオフィシャルショップを探してウロウロするうち、2005年に世界遺産に登録されたガウディの建築物「カサ・バトリョ」(別名:骨の家)「カサ・ミラ」(1984年世界遺産登録。
当時スペインでは醜悪な建物として評判が悪かった)も見ることができました。しかし肝心の「FCバルセロナ」の公式ショップにたどり着くまでにさらに歩くことに。靴擦れや小指の痛み(水ぶくれとなる)だけでなく、文字通り足が棒のようになり、商品の品定めをする元気もなく、目についたものを甥二人のお土産として、早々にショップを退散しました。
明くる日、グエル公園とサグラダファミリア教会のツアーがあったのですが、教会の中に入る前にガイドに「ロスト」されてしまい、追加料金を払って次のグループに回ったり、まあ旅にハプニングはつきものですが、紙面もつきますので、この辺でやめておきます。
最後に、バルセロナの街には地下鉄の駅でさえ「公衆トイレ」なるものを見かけません。トイレはバル(軽食喫茶、又は酒場のこと)で借りるしかないのです。ただで借りる訳にもいかないので、私の場合はバルでビールを飲むことになります。この「ビール」と「トイレ」の「無限連鎖」。。。今回の旅で「よい経験」になりました。
カミさんの分が浮いたため、日本からの往復をロンドン経由で念願のビジネスクラス(ロンドン→バルセロナ間はエコノミー)で予約したのですが、羽田を発つ時からハプニングが始まり、チェックインカウンターで「ブリティッシュエアウェイズがオーバーブッキングで席が取れないので、JALのパリ経由でバルセロナに行く便に振替させて欲しい」と言われました。
これは結果的にはJALの方が、シート設計がゆったりしていて良かったのですが、これだけでは終わらないのが旅というものです。(②に続く)