例会開催は、毎週水曜日0時より開催となっております。
会長挨拶 自分を省みる 皆さん、こんにちは。 会長挨拶もあと2回になりました。会員の皆さんに読んでいただき、感謝申し上げます。 さて本日のお話は「リフレクション」です。リフレクションとは、自らの経験を振り返ることによって、新しい気づきを獲得し、思考や行動に変化をもたらすというものです。人材育成の手法として、今リフレクションが注目を浴びています。 「過去は振り返るな」とはよく言いますが、自分の過去や経験にはたくさんの重要なものが眠っています。そこから輝かしい未来につなげていくのが「リフレクション」なのです。リフレクションは、英語の「reflection」が語源になっています。ビジネスシーンでは「内省」という意味で使われており、要するに自分の行動を客観的に振り返ることを指します。「あの時の自分の行動は正しかったのか」「この現実をどのように受け止めるべきか」というように、自分の経験を客観視することによって、新たな気づきの獲得を目指すのです。 リフレクションは、歴史的に見ると、「デューイの実践的認識論」と「ショーンの2つのスタイルのリフレクション」を元にしています。 デューイといえば経験主義の大家ですが、彼は経験からの学びを「①試行錯誤的なもの」「②リフレクティブなもの」の二種類に分け、後者のほうをより重視しました。そしてデューイの理論をショーンが発展させ、現在の「リフレクション」につながっています。 リフレクションを「内省」という言葉で表現しましたが、よく混同されるのが「反省」という単語です。「反省」とは何かというと、悪いことをしてしまった時に自分の行為を振り返り、「次からはしないようにしよう」と改善することです。 例えば資料の数字にミスが発覚し、上司に叱られてしまった時、「自分の不注意でこうなったのだ」「次からは確認を怠らないようにしよう」と自分の行為を改善します。これは内省ではなく反省です。 内省とは、自分の行為ではなく、自分の考え方・価値観にスポットを当てています。 反省というのは、自分が何か失敗をした時にしかしないものです。しかし内省の場合は、たとえ大きな失敗をしていなかったとしても、「自分のあの時の考え方は正しかったのか」と振り返ります。これこそがリフレクションなのです。 もう一つ間違えやすい単語として「フィードバック」があります。フィードバックは基本的に「自分のやったことに対して、相手から意見をもらうこと」です。 例えば自分の仕事に対して「上司にフィードバックをもらう」というように使います。そう考えると、自分自身を客観的にとらえる「内省」とはやはり別物になります。 今の話をまとめると、反省は「行為を改善するためのもの」であり、フィードバックは「自分の行為に対して相手から意見をもらうこと」であり、内省は「自分自身の思考や価値観を客観視する」ことです。 このようにリフレクションは、思想史的な裏付けもある重要な概念なのです。 どのように自分を省みるかが大事ではないでしょうか? 今週も楽しい1週間になりますように。
下記の皆様よりニコニコボックスを頂きました。
信州友愛RC 堀川豊君
「今月は、今年度の会計を締め決算書を作成し新年度への引継ぎ等、区の仕事、医院の仕事もフル回転で頑張っています。一般会計ではわずかな金額ですが繰越すことができ、特別会計でも大きな行事で支出が多かっただけに、前年度の繰越金と同等な額を繰り越せて安心しています。新年度役員の皆さま宜しくお願いいたします。」
信州友愛RC 金児進君
「クラブ・ロータリーの年度末になってきました。今年度会長の小池さん、堀川さん、大変お疲れ様でした。やることが多くてイライラしてして堀川さんにご迷惑をおかけしました。お詫び申し上げます。次年度は高木年度でよろしくお願いします。少しずつクラブ運営を会員の皆さんにお伝えしていきます。よろしくお願いします。」
信州友愛RC 新本登志也君
「よろしくお願いします。」
久野和代様