例会開催は、毎週水曜日0時より開催となっております。
会長挨拶 未来を切り拓き,よりよい社会を創造する 皆さん、こんにちは。 先週末のクラブ青少年奉仕活動についてお疲れさまでした。笠原芳子青少年奉仕委員長を始めとする、クラブ会員の皆さん、ご協力ありがとうございました。青少年奉仕活動は、当クラブの柱でもあり様々なご経験をお持ちの皆様にご協力いただき、次年度も活動できればと思います。 さて平成28年の中央教育審議会答申「幼稚園,小学校,中学校,高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について」(以下,「中央教育審議会答申」という)では,「人間は感性を豊かに働かせながら,どのような未来を創っていくのか,どのように社会や人生をよりよいものにしていくのかという目的を自ら考え出すこと」や,「答えのない課題に対して,多様な他者と協働しながら目的に応じた納得解を見いだしたりすることができる」など,人間本来がもち合わせている価値や強みについて言及されており,「予測困難な時代に,一人一人が未来の創り手となる」ことが示されています。 この文言からは,情報化やグローバル化といった加速度的に進展する社会的な変化,あるいは,誰も予測できなかった未曽有の感染症に対峙していくような,たくましく未来を生きる生徒を育成することが,これからの学校教育に求められていると考えられています。たくましく未来を生きる生徒を育成するためには,生涯にわたる学びの基盤となる資質・能力をしっかりと発揮できるようにしていくことが重要となっています。生徒一人一人が,社会の変化に受け身で対応するのではなく,主体的に向き合って関わり合い,自らの可能性を発揮し多様な他者と協働しながら,よりよい社会と幸福な人生を切り拓き,未来の創り手となるために必要な力を育むことが求められているのです。 急激な環境の変化の中,生徒は決して暗く沈んでいるわけではありません。例えば,コロナ禍となり今までどおりの学習活動ができない状況でも,創意工夫を巡らし,地域の方と連携・協働する学習活動が数多く報告されているように,生徒は常に前を向き,明るい未来を夢見ています。予測困難な時代だからこそ,一人一人の生徒のよさや可能性に大いに期待をしたいと思います。未来を生きる生徒が時代を創っていくということを,教育に携わる多くの人にとって、今一度認識する必要があります。 ロータリー活動として、青少年に関わることで、地域未来をよりよくしていくこと。我々大人の背中を子供たちに見せていくことも大事な役目であります。 指示待ち人間でなく、周りの状況や相手の立場を考えて行動できる若者育成を一緒に行っていきましょう。 今週も楽しい1週間になりますように。